散薬・エキス剤

散薬・エキス剤とは?

散薬・エキス剤とは、煎じ薬をさらに濃縮し、水分を蒸発させて取り出したエキス成分に乳糖などを加えて乾燥させたものです。
メーカーにより、その精製方法に差があるため、同じ処方の漢方薬の散薬・エキス剤でも、味や効能の程度が微妙に異なります。

散薬・エキス剤の利点

携帯性に優れているので、外出先でも手軽に服用することができます。
また、乾燥しているため、ある程度保存がきくので、常備薬のような使い方もできます。

用法

冒頭で記述したように、散薬・エキス剤はインスタントコーヒーに似ています。
ということは、本来、散薬・エキス剤を服用する際は、お湯で溶かし、味わいながら(?)服用するべきなのです。
これは全くの冗談という訳ではなく、生理学上も、液体の方が体の中で漢方薬が均一に消化・吸収されるので、その効果が出易くなると考えています。
また、散薬・エキス剤を溶かす際、熱湯を用いると上手く溶けずに、片栗粉を溶かしたときに生じる「ダマ」のようになり、却って底に沈殿してしまうので、おすすめできません。
当診療所では、必ずぬるま湯に溶かした状態で服用していただいております。(以下、掲載の参陳湯は例外となりますので、ご注意ください。)

価格

散薬の価格は、前身の天心堂漢方診療所時代と同様、構成生薬の内容を問わずに1包300円(消費税込み)とさせていただいております。
(ご購入価格によりましては、割引もございますのでお気軽にお問い合わせ下さい。)

参陳湯

この散薬は、当診療所独自の方剤です。
通常の散薬は、ぬるま湯に溶かした状態で服用していただきますが、参陳湯だけは作り方が異なります。
詳しくはこちらをご参照ください。


ここからフッターエリアになります